丸ノ秘ネタ

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片思いの相手に嫉妬…歪んでしまった恋愛の話「自分の気持ちに素直に従うべきだった」

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大学生の僕は同じサークルの女の子に恋をしています。

 

しかし、男子校出身で奥手な僕には、彼女をデートに誘うことも、ちょっと世間話をすることも、気軽に挨拶をすることすらも照れてしまいできません。一方でその子は社交的で溌剌としていて、誰とでもすぐに仲良くなるタイプです。もちろん男子とも……。僕とは真逆のタイプ、だから好きになったのかもしれません。

 

 

この話は、この恋自体の話ではなく、この彼女に対する嫉妬と後悔についてになります。この話は、自分に素直になれないと思っている方に読んで頂けたら嬉しいです。そして、この話を読んで少しでも勇気を出して頂ければ幸いです。

初めての嫉妬

僕が初めて彼女と話したのは大学一年の最初の夏休み、サークルの合宿でした。

 

僕が所属するギターサークルは毎年の8月下旬に山奥の合宿所で泊まり込みの練習をして、最後の日に飲み会を開く習慣がありました。晴れれば外でバーベキューや花火をするのです。そして、そのバーベキューで僕と彼女は隣り合わせになったのです。

 

僕が彼女のことをAさんと呼ぶと、彼女は軽く笑い、「さん付けなんてよそよそしい。呼び捨てでいいよ。私も呼び捨てにするから」と言ってくれました。それからは次々に話題を見つけては楽しそうに話してくれました。今思えば、その時から僕は彼女に恋に落ちていました。

 

お酒の力もありしばらく話して、僕も多少は緊張がほぐれてきました。ちょうど盛り上がってきたところでしたが、彼女は男の先輩に呼ばれて行ってしまいました。僕は少しだけ残念だったけれど、その時は特に何とも思わず、同期の男友達と話し始めました。

 

でもやはり彼女のことが気になり、友達の話も上の空で、僕はチラチラと彼女の方を盗み見ていました。そうしたら、友達に「何だ、お前、Aのこと好きなのか?」と言われ、僕はそんなに分かりやすい自分自身に腹が立ち、すぐに否定しました。もう見るのは止めようと決めて、ひたすら酒を呷りました。

 

そんな時です。彼女の叫び声がきこえました。

 

その方を見ると、彼女が酔った男の先輩に抱きつかれていました。襲われている?とも思いましたが、彼女は満更でもなく、笑いながら先輩の背中に手を回して叩いていました。

 

これが、僕の最初の嫉妬でした。

歪んでいく気持ち

同じサークルという事もあり、僕と彼女は仲良くはなっていたのですが、奥手な僕は彼女にアプローチすることができないまま無為に日々を過ごしました。そんな中で彼女は彼氏を作り、楽しそうに学生生活を満喫していました。しかし、彼女はどの彼氏とも長く続かず、一ヶ月にも満たない期間で必ず別れていました。

 

僕は彼女が男と別れると内心ほっとすると同時に、妙な優越を感じていました。所詮どんな男とも上手くやれないダメな女だと。自分自身、恋愛経験も無いくせに……。

 

男と別れるたびに彼女は同期会で大酒飲んで愚痴を吐きます。そういう時に僕は彼女が一番傷つくだろう言葉を選んで、かけてやるのです。「Aは一生独身でいた方がいいな。じゃないと下手にバツが増えるだけだから」僕は彼女を苛めることを楽しみました。

 

嫉妬でしょう。彼女が新しい彼氏を作り、その話を同期会でするたびに僕は言いようのない敗北感に駆られるのです。それでヤケクソになって思ってもいない失礼なことを言ってしまうのです。

 

「どうせまた2週間かそこらで別れるに決まっている。彼氏も気の毒だな」

 

思ってもいない?いいえ、それは嘘です。僕は心の中で確かに願っているのです。男からみじめに捨てられればよい。それで2度と恋愛なんて出来なくなればいい。そして僕を…最低の男でした。

嫉妬は人を狂わせる

ある時、彼女がまた振られて同期会で愚痴を吐いていました。他の皆はもう酔い潰れて彼女の話を聞いてやれるのは酒に強い僕しかいないという状態でした。いつも飲み会の最後には決まってこうなるのです。

 

彼女は酔いすぎたのか、元彼の話をしながら涙を流しました。僕がみっともないから泣くなと言うと、彼女は手で涙を拭い、息を整えると、「ねえ、君は絶対に私のこと好きでしょ」と僕の目を見つめながら言いました。

 

僕はその言葉に頭が真っ白になり、何を言えばよいのか分からなくなりました。「君だけは私を離さないでいてくれるよね?」彼女の目は潤んでいました。彼女はテーブルの上に置いた僕の手に掌を重ねていました。

 

僕はその手を振り払い、いつものように「勘違いするなよ。同期でこういうこと面倒だから止めろよな」そう冷たく言い放ちました。なぜそんなことを言ってしまったのか今でもよく分かりません。僕は彼女の事が大好きなハズなのに…。

 

僕の彼女への想いはどこからかボタンを掛け違うように道を誤り、修復不可能なところまで来ていたのでしょう。僕の恋は醜く歪み腐りかけていたのです。

後悔をしないために

あの同期会から彼女は僕に対してよそよそしくなり、僕の焦りを嘲笑うかのように、次の彼氏とは上手く行き、ついこの間、付き合って半年の記念に旅行へ出かけたということです。

 

あんな言葉を吐いたこと、後悔してもしきれません。あの時、彼女を励ますようなことを言えていたら、あの時、僕の素直な気持ちを伝えられていたら、未来はまた別のものとなっていたのでしょうか。

 

僕が彼女と付き合うことにならなくとも、こんなに後悔の念に苦しむことにはならなかったでしょう。彼女は時々僕と目が合うと勝ち誇るような笑みを浮かべます。それは僕の気のせいでしょうか。見透かされていると思うのは考えすぎでしょうか。

 

この話を通じて皆さんにお伝えしたいのは、自分の気持ちに素直に従うべきだということです。役に立たないプライドが湧き出てくる前に行動しましょう。僕のように手遅れにならないように……。