育児中のお母さんなら誰もが悩む赤ちゃんの寝かしつけ方。その効果的な方法を現役ママが伝授します。
赤ちゃんの寝かしつけはどうやって行っていますか?赤ちゃんは寝たいけど寝れないと泣いてしまう為、親もアレやコレやの方法を駆使して行なっている家庭は多いと思います。中には、抱っこしたまま夜中に車に乗せてドライブ!なんて努力家のお母さんもいらっしゃると聞きます。そんな時、少しでも時短で負担ない方法があれば助かりますよね。
今回は、現役ママだからわかる赤ちゃんの寝かしつけ方とその際の注意点についてご紹介致します。
睡眠は子供の成長に関わる
でもなぜそんなに睡眠が大事なのかご存知でしょうか?
実は、睡眠は体を休ませるだけでなく、子供の成長に大きく関わってきます。
子供は乳幼児期から思春期にかけて大きな成長を遂げますが、身長は成長ホルモンと呼ばれる物質が働くことによって伸びると言われています。この成長ホルモンの分泌が最も多く分泌されるのが睡眠時とされている為、睡眠は子供の成長にとってとても重要とされているのです。
昔から言われている「寝る子は育つ」とは、このことなのです。
そうなると、親なら少しでも夜は早く寝かせつけて長い睡眠を取らせてあげたい!と願いますよね。ただ、子供はそう簡単に寝てくれません。私自身も1人目の時は相当苦労しました。が、2人目を出産後、とても簡単に負担がない寝かしつける方法を見つけたんです。
その方法について説明していきます。
赤ちゃんを寝かしつける準備
寝かしつけの方法は様々ありますが、まずは部屋を暗くすることが鉄則です。
光があっては子供はどんなに眠くても寝れません。これはテレビや携帯の光でも言えることです。寝る前に見ていると、特定の波長の刺激によりメラトニンというホルモンに影響がでるため、興奮して眠れなくなることがあります。寝る前には電気を消してカーテンを閉じて寝る前の儀式を行ってあげましょう。
また、毎日のお風呂の時間にもポイントがあります。入浴は深部体温を高めるのに非常に効果的です。
入浴すると体の中心部までがしっかり温められ、それが下がってくる(手足が温かくなって眠くなってくる)タイミング(入浴から1、2時間後)に床に入ることが、よい寝つきと良質な眠りに繋がってきます。
※ちなみに、寝る直前にお風呂に入ってしまうと深部体温が高くなり寝つきの悪さに繋がるので逆効果になります。その為、夕方はお風呂→夜ご飯→寝かしつけの順番に行うとスムーズでしょう。
さらに、寝室にはお気に入りのタオルやぬいぐるみを見つけてあげるのも効果的です。赤ちゃんは毎日外部の少しの変化や暗闇によって睡眠が怖いものと感じてしまいます。そのため、タオルやぬいぐるみなど赤ちゃんにとって安心できるようなものを1つ見つけてあげるだけでも安心材料が増え安心して眠りに入ることができるのです。
タオルやぬいぐるみがおススメなのは赤ちゃんにとって好きな肌触があるからです。毎日隣に置いてあげるだけで、暗闇でも匂いや肌に触れた感触を感じそれだけでも睡眠に必要な安心を与えてあげることが出来るのです。
赤ちゃんを寝かしつける方法
ここまで準備を行って寝室まで入ったら、まずは背中をトントンして赤ちゃんを落ち着かせてあげることが大切です。つまり、寝る準備をさせてあげます。赤ちゃんにもう寝る時間なんだ、と言葉を理解できないながらも毎日のリズムを作ることで伝えてあげて下さい。
ここで、抱っこしながら寝かしつけ…。
これは多くの家庭で行っているかもしれませんが、これは母親にとって、とても負担がかかる方法です。腕だけでなく腰痛にもつながり、そうでなくても寝不足もあるため産後の母親はフラフラな状態になりがちです。
赤ちゃんを寝かしつけるアイテム
そこでおススメなのが、バランスボールです。
なんと、このバランスボールに赤ちゃんを抱っこした状態で乗り、軽く上下の動きをつけるだけで赤ちゃんは安心しすぐに眠りに入ります。原理はわかりませんが、赤ちゃんはお母さんに抱っこされて歩いていると錯覚するのです。
立って抱っこすれば寝てくれるのに、座って抱っこするとなかなか寝てくれない。そう悩んだ方も多いと思います。このバランスボールなら座りながらでも、立っている時と同じような動きをつけられる為、お母さんの負担も減り赤ちゃんもすぐに安心して睡眠に入ることが可能です。
バランスボールはヨガでも使われるほどですので、赤ちゃんを寝かしつけしている間の少しの動きでも骨盤の開き改善運動にもつながります。お母さんのダイエット効果も期待できます。これは一石二鳥、もしくは一石三鳥!と思ったアナタ!
ただし、バランスボールでの寝かしつけには絶対注意してほしい点もあります。
その注意点について説明していきます。
バランスボールで寝かしつけする際の注意点
バランスボールでの寝かしつけする際の注意点は、赤ちゃんの頭を揺らしすぎないようにすることです。
赤ちゃん(特に首が座っていない赤ちゃん0ヶ月〜3ヶ月)は頭蓋骨内に間隔が開いており、激しく揺さぶられると脳組織が移動してしまい、頭蓋骨を結ぶ静脈が切れてしまう原因になります。これが、揺さぶられ症候群と言われる症状です。
この揺さぶられ症候群は、赤ちゃんの命に係わる恐れがあります。必ずバランスボールでの寝かしつけの際には首と頭をしっかり支えて縦に揺れすぎないよう気をつけて行うことが重要です。
抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこして歩いている時と同じくらいの揺れが理想的であるため、バランスボールに乗って少し横にお尻を左右に動かすだけでも十分な効果的があります。
まとめ
寝かしつけの時間を少しでも短く出来たら睡眠時間が増えます。
母親側の睡眠時間が増えれば体力の回復や精神的な安定にも繋がり、翌日からの育児もまた笑顔で乗り切ることが出来るはずです。多くの育児中で奮闘しているお母さん達が少しでも楽に子育て出来るためにもバランスボールをぜひ試してみて欲しいです。